テレワークの悩みをDynabookが解決!
– dynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック」 – (Dynabookの働き方改革ソリューション①)
2021年7月27日
働き方改革が求められ、さらに、昨今のコロナ禍で在宅勤務が必要となり、テレワークの導入は喫緊の課題となっています。しかし、その環境をどう構築したらいいかわからなかったり、IT管理者の負担や設備・ソフト購入のコストなどが気になったりと、導入したくてもできていない方がいらっしゃるのではないでしょうか。実は、シャープグループの「Dynabook株式会社(以下、Dynabook)」では、そうした企業・法人のお客様の悩みを解消し、クラウド上で迷うことなくかんたんにテレワーク環境を実現するdynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック(以下、かんたんテレワーク)」を昨年11月1日より提供しています。そして、本日(7月27日)、新機能を追加した最新バージョンを発表しました。そこで、Dynabookの企画/開発担当者に、「かんたんテレワーク」の目的や特長、新機能などを2回に分けて聞きました。
左より、Dynabook CSソフトウェア設計部 主任 中前 碧<「Job Canvas」開発担当>、
同 CSソフトウェア設計部 主査 高山 俊輔<「かんたんテレワーク」開発担当>、
同 NCC商品企画部 グループ長 小川 岳弘
― まず、”dynaTeams”とはどういう意味なのでしょうか?
(小川)dynabookやBIG PADなど様々なデバイスとMicrosoft Teams※1を組み合わせることで、オンライン会議やチャットなどのビジネス・コミュニケーションをワンストップ※2で提供するものです。昨年10月にはこの概念を拡張し、Dynabookが提供する様々な働き方改革のソリューションを総称するブランドとして用いています。
※1 Microsoft Teamsは、音声やビデオによる会議、グループチャット、Microsoft 365(クラウド)を用いたコラボレーションワークなどに対応したMicrosoftの統合コミュニケーションプラットフォームです。
※2 ひとつの場所でさまざまなサービスが受けられること。
― なぜ、「かんたんテレワーク」を開発されたのですか?
(小川)コロナ禍で急激にテレワークの必要性が高まりましたが、IT管理者が兼務しているため環境構築の作業時間を確保するのが難しい、セキュリティ対策に不安がある、設備・ソフト導入のためのコストを抑えたい、導入後の運用方法がわからないなど、テレワークを実現するためにはさまざまなハードルを越えなくてはなりません。当社(Dynabook)は、開発・設計、販売、保守・サポートまで一貫して手掛けるPCメーカーとして30年以上の実績があります。そこで培った技術、企業のICT環境構築を支援してきたソリューション、サポート対応によるノウハウなどを用いれば、こうした課題にお応えできると考えました。
「かんたんテレワーク」を導入いただければ、すぐにテレワークをスタートできますし、いつでも、どこからでも“セキュア(安全・安心)”に社内にいるのと同様に働ける『モダンワークスタイル』を実現可能です。
左より、「かんたんテレワーク」開発担当 高山さん 商品企画の小川さん
― 「かんたんテレワーク」の構成内容を教えてください。
(高山)新規PCを購入/リースする場合、PC本体と、Excel・Wordなどが使用できるOfficeプラットフォームのクラウド版「Microsoft 365」ライセンス、「ゼロタッチプロビジョニング」、「Azure AD(Active Directory)※3」設定&「Microsoft Intune※3」セキュリティポリシー設定、働き方可視化サービス「Job Canvas」ライセンス、「ヘルプデスク」で構成されています。
パッケージサービスは、サブスクリプション(定額制)として月額でのお支払いになります。
使用中(お手元)のPCをお使いになりたいお客様には、「ゼロタッチプロビジョニング」を「かんたんテレワーク移行サポート※4」に変更してご提供します。
― 「かんたんテレワーク」は具体的にどんなサービスなのですか?
(高山)「かんたんテレワーク」の特長は以下の通りです。(詳細はこちら)
①新規PC導入時の面倒な初期設定はすべてDynabookで対応。ご利用者(従業員)はログインするだけで手間なくスタート!(お手持ちのPCでも「かんたんテレワーク移行サポート」で簡単設定) |
②Dynabookおすすめのセキュリティ項目を自動設定。OSバージョンアップの自動化で、面倒な更新作業もお任せ |
③(パッケージングサービスは)サブスクリプションなので、初期コストが抑えられる |
④ヘルプデスクがサポート |
⑤Dynabookオリジナル「Job Canvas」により、メンバーの仕事への取り組み状況を見える化(仕事の可視化) |
特長①②について詳しく説明します、通常、テレワークを始める際には、IT管理者がPCのセットアップからアプリケーションのインストール、設定に至るまでのキッティング作業を行い、その後、従業員に配布するのですが、このキッティングはIT管理者に大きな負荷がかかるため、テレワーク環境の実現に向けて高いハードルの1つでした。
「かんたんテレワーク」なら、「ゼロタッチプロビジョニング」により、当社(Dynabook)が、負荷のかかる初期設定の部分を請け負うことで、IT管理者の負担を大きく減らします。音声・ビデオ会議、グループチャットなどのMicrosoft Teamsによるアプリケーションツール配信があらかじめセットされ、その他アプリケーションのインストールなども自動的に行われるので、従業員は電源を入れ、アカウントを入力するだけで、すぐにテレワークをスタートできます。当社おすすめのセキュリティ設定を実施し、OS更新作業なども自動で行う設定を施しますので、導入後も心配なく使用できます。こうしたサービスは、Azure AD※3での設定機能によって実現します(Azure ADの設定自体も当社が行います)。
お手元のPCを使用される場合でも「かんたんテレワーク移行サポート」で簡単に設定できるのでIT管理者の負担は少なくてすみます。
また、自社でサーバなどを立ち上げたりする必要もなく、サブスクリプションなので、初期コストを心配する必要もありません(特長③)し、「ヘルプデスク」で、「かんたんテレワーク」に関するさまざまなサポートも行います(特長④)。
さらに、「Job Canvas」では、自分の部門・チームメンバーの働き方をウェブサイト上で分かりやすく表示します(特長⑤)。ここについては、次回詳しくご説明します。
※3 Azure AD(Active Directory)とは、Microsoftによるクラウド型のアカウント管理機能のことです。クラウドサービスのアカウントを一括で管理して、安全にユーザー認証できる機能を提供します。一度、Azure ADのIDでログイン(認証)するだけでMicrosoft以外のクラウドサービスも、認証せずに同じIDでセキュアに利用できるシングルサインオン機能が備わっており、2段階認証や2要素認証(多要素認証)の設定も可能です。Azure ADを設定すれば、企業はクラウド認証のために独自でシステムを構築する必要がなく、簡単にセキュリティの高い認証基盤を導入できます。Microsoft Intuneと呼ばれるツールでデバイスを管理します。
※4 かんたんテレワークの参加ツールを実行すると、ご使用中のPCのデータや設定がクラウドに保存されます。その後、新規アカウントでサインインすれば、かんたんテレワークに参加することができます。従業員が自分で作業できるので、IT管理者に負荷なく移行していただけます。
― 追加された新機能とはどういったものでしょうか?
(小川)「ヘルプデスク」にチャットボット機能を追加しました。PCの利用方法やMicrosoft365の活用について、IT管理者に問い合わせたいが、IT管理者は忙しくなかなか従業員からの質問に応えられないという声がありました。そこで、普段お使いになるMicrosoft Teams上のチャットルームに独自AIのチャットボットを登録して、データベースに応じてそれがFAQに応えてくれるよう実装しました。従業員は、ボットにチャットで話しかけるだけで、簡単な質問なら解決できます。シャープグループの株式会社AIoTクラウドで開発したビジネス・コミュニケーションサービス「LINC Biz」のチャットボット機能を活用し、同社と共同開発したものです。
― 「かんたんテレワーク」は、すぐにテレワークを始めたい企業にはうってつけのサービスですね。こうしたサービスは他にはないのですか?
(高山)類似した個別(単体)のサービスなら他社にもありますが、必要なサービスをまとめて提供しているのは当社(Dynabook)だけです。個別ではうまく動いても、組み合わせたらうまく動かないこともあります。当社はトータルパッケージで開発していますので、そんな心配は必要ありません。
また、例えば、お客様によっては社外から直接社内ネットワーク環境に繋がず、VPN等を通じて繋げたい、独自のセキュリティ設定を行いたいなど、パッケージメニューに入らない機能やサポートなどを求められることがあります。その時は、コンサルティングを行った上で、「アドバンスメニュー」(個別提案メニュー)を提供することも可能です。ほかにも、「ヘルプデスク」では、「かんたんテレワーク」に留まらず、PCの故障や不具合など対応します。当社(Dynabook)がPCメーカーだからこそ可能なのです。
― 開発する上でこだわったことや苦労したことなどを教えてください。
(高山)例えば、お手元のPCを使用する場合の「かんたんテレワーク移行サポート」では、データをサーバにバックアップして新しいクラウドの環境に移すという作業があります。バックアップと新しい環境での復元のプロセスは、実際、別のアプリケーションが立ち上がっているのですが、お客様が迷わず、違和感なく作業を終えられるよう、一連の流れが同じに見えるよう画面デザインにこだわりました。
また、お客様のニーズはさまざまなので、できるだけ多くのお客様に当てはまる汎用的なセキュリティ設定を作り上げるのが大変でしたね。
一連の作業で迷わないよう画面デザインを統一
― 続いて、「かんたんテレワーク」のサービスの1つである「Job Canvas」についても詳しく説明ください。
次回は、メンバーの仕事への取り組み状況を見える化(仕事の可視化)する「Job Canvas」について紹介します。働き方改革を促すアプリケーションで、パッケージとしてだけでなく、単体でも提供していますので、「テレワーク」をすでに実施されている企業でもお役に立てるのではないでしょうか。ご期待ください。
● 「かんたんテレワーク」の詳細・お問い合わせはこちら
●「Job Canvas」の詳細・お問い合わせはこちら
*Azure、Excel、Microsoft、Microsoft Teams、OneDrive、Outlook、PowerPoint、SharePoint、Teams、Windowsは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*その他記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。
(広報担当:H)
<関連サイト>
どんな風に働いているか一目で分かります– 働き方可視化ソリューション dynaTeams「Job Canvas」-(Dynabookの働き方改革ソリューション②)
■製品情報:
dynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック」(Dynabookサイト)
働き方可視化ソリューション dynaTeams「Job Canvas」(Dynabookサイト)
■ニュースリリース:
ご好評いただいているdynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック」 新たにMicrosoft Teamsで使える自動応答サポート機能を追加 ~PCやクラウドの疑問をチャットボットで解決~(Dynabookサイト)
■SHARPBlog:
いつでもどこでも8K映像編集 ノートPCだからこそのニュースタイル( – Dynabook社「8K映像編集PCシステム」登場 – )
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