本日12月1日午前10時に、新4K8K衛星放送がスタートしました。
放送サービスの高度化に関する様々な事業を推進する放送サービス高度化推進協会(以下、A-PAB)は、東京都千代田区のホテルニューオータニにて、新4K8K衛星放送の開始を記念したセレモニーを開催しました。4K8K推進キャラクターを務める女優の深田恭子さんをはじめ、石田総務大臣や日本放送協会(以下、NHK)の上田会長などが参加し、新しい放送の歴史的な一歩を祝いました。
歴史的な一歩を。身近なBS放送で新4K8K衛星放送がスタート
放送開始 30分前、A-PABの福田俊男理事長のご挨拶からセレモニーはスタートしました。
福田理事長は、「本日、新4K8K衛星放送がいよいよ始まる。これまでのテレビとは別世界。現在、BS・110度CSを視聴可能な世帯は4,000万を超えている。また、4K(対応)テレビの普及率は、一つの目安である10%を超えた。2020年の世界的なスポーツイベントが開催される頃には、より多くのご家庭のテレビで4K8Kを楽しんでいただけるよう努力していきたい」と述べました。
続いて、石田真敏総務大臣は、「これまでと別次元の視聴体験が11事業者19チャンネルで始まる。これだけの規模で新しい放送が始まるのは世界初。今後の普及には、コンテンツが重要だ。2020年に向けて、世界的なスポーツイベントが開催される。まるでスタジアムにいるかのような体感をしてほしい。日本が、世界の4K8Kを牽引していきたい」と話しました。
NHKの上田良一会長は、「本日、放送史の新たな1ページが開かれる。4K8Kについては、約20年前に開発をスタートし、一歩一歩準備を進めて来た。特に、8K放送は世界初。2020年の本格普及に向けて、全力をあげて取り組む。魅力的なコンテンツが鍵。スペシャルな感動と体験をお届けしたい」とコメントしました。
放送開始 約7分前、4K8K推進キャラクターを務める深田恭子さんが登壇。深田さんは、1年前に行われたセレモニーで、4K8K推進キャラクターに任命されました。そのことについて、「新しい放送が始まる前から身近に感じていますが、いよいよ今日スタートなんですね」と期待を寄せました。
深田さんの後ろには、13台のモニターが並びます。新しく始まる各局の番組が、10時の放送開始を待っています。
放送開始 約3分前、各放送局の代表12名の皆さんの登壇が始まりました。
放送開始まであと数分。
「深田さん、いよいよですね。深田さんは、新4K8K衛星放送を見る準備はいかがですか?」との司会者からの問いかけに、深田さんは、「はい、昨日、4Kチューナーを取り付けました。うちのテレビは今カラーバーなんです」と笑いを誘いました。
午前10時、ファンファーレが鳴り、紙吹雪とともに、新4K8K衛星放送がスタートしました。
13台のモニターに、スタートしたばかりの各局の番組が映し出されました。
当社 執行役員 8Kエコシステム戦略推進室長の西山博一も、会場で新しい放送史の始まりを祝いました。
執行役員 8Kエコシステム戦略推進室長 西山博一(中央)
スマートTVシステム事業本部 国内TV事業部長 宗俊昭広(右)
スマートTVシステム事業本部 国内TV事業部 8K推進部長 上杉俊介(左)
新しい放送がスタート、各局の初めての映像は
NHK BS 4Kでは、世界初の4Kによる南極からの生中継が放送されました。南極の美しい氷の世界が、4K映像で映し出されます。午後7時からは、NHK BS 8Kで、イタリアからの8Kによる生中継が予定されています。
BS朝日 4K、BSテレ東 4K、BS-TBS 4K、BSフジ 4Kの民放4局は、共同特番「BS 4K開始“初”生特番〜日本で最高に美しい映像お見せします〜」を放送しました。日本の四季折々の美しい映像をもとに、新4K衛星放送の魅力を解説。今後の番組ラインアップも紹介されました。
午後7時からは、「大いなる鉄路16,000キロ走破、東京発パリ行き」が放送されます。民放4局が2夜にわたり、リレー形式で放送するという画期的なものです。12月1日の午後7時より、「東京→モスクワ編(BSフジ 4K)」、午後9時より「ブダペスト編(BS朝日 4K)」。12月2日の午後7時より「ジュネーブ編(BS-TBS 4K)」、午後9時より「パリ編(BSテレ東 4K)」が放送されます。
新4K8K衛星放送 チャンネル名
その他にも、多彩なジャンルの放送が予定されています。
NHK BS 8Kでは、NHKとルーブル美術館が共同制作した「ルーブル 永遠の美」をはじめ、映画やオーケストラ、舞台や音楽ライブなどの放送を予定しています。NHK BS 4Kでは、エンターテインメント、自然・科学、ドラマなど、曜日ごとにジャンルをわけて編成されています。
全国のNHK放送局では、NHK BS 8K映像を一般公開しています。
12月1日(土)、2日(日)にNHKが実施するBS 4K・8Kの受信公開会場の一覧
https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/assets/pdf/bs8k_view20181201-02.pdf
NHK BS 8K月間番組表
https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/assets/pdf/bs8k_program201812.pdf
ご家庭で新4K8K衛星放送をご覧になるために
新4K8K衛星放送をご家庭でご覧になるには、BS 4K・110度CS 4Kに対応したチューナーが必要です。現在のBS・110度CSのチューナーとは異なります。
また、新しい放送波である「左旋」の番組をご覧になるためには、対応する衛星アンテナの設置や分配器、ブースターなども必要です。総務省の動画チャンネルでわかりやすく紹介されています。
BS・110度CSによる4K・8K放送を視聴するために(総務省動画チャンネル)
こちらの動画では、放送波の右旋・左旋の解説や分配器、ブースターなどがわかりやすく解説されています。
BS・110度CSによる4K・8K放送を適切に受信するために(総務省動画チャンネル)
新4K8K衛星放送の視聴にオススメするテレビやチューナー
本年11月、当社は新4K8K衛星放送による8K放送に対応した世界初※1の8Kチューナー内蔵8K液晶テレビ『AQUOS 8K』AX1シリーズ3機種を発売しました。もちろん、新4K衛星放送にも対応しています。
※1 2018年10月15日時点。2018年12月開始のBSによる8K放送の受信機能を搭載したテレビとして。
8Kチューナー内蔵8K液晶テレビ『AQUOS 8K』AX1シリーズ
新開発の「8K倍速液晶」は、フルハイビジョン(2K)の16倍、約3,300万画素の8K映像を1秒間に120枚描画でき、きめ細かく緻密な映像をより滑らかに表示することができます。映像信号を処理する画像処理エンジンも新たに開発し、地上デジタル放送などの従来からある放送も、高精細な8K高解像度映像に変換してお楽しみいただけます。
当社が2017年12月に発売した8K対応液晶テレビ『AQUOS 8K』<LC-70X500>など、新4K8K衛星放送のチューナーを搭載していないモデルを既にお持ちのお客さまには、8Kチューナー<8S-C00AW1>がおすすめです。
8Kチューナー<8S-C00AW1>
8Kチューナー内蔵液晶テレビ『AQUOS 8K』AX1シリーズ、8Kチューナー<8S-C00AW1>どちらも、8K・4Kの番組を専用の外付けハードディスク(8R-C80A1:別売)に録画※2することができます。
その他にも、新4K衛星放送に対応したチューナー内蔵4K液晶テレビ『AQUOS 4K』AN1シリーズなど、様々なラインアップをご用意しています。
液晶テレビ AQUOS 製品サイト
http://www.sharp.co.jp/aquos/
※2 録画禁止の番組は録画できません。
本日、新しいテレビの歴史が始まりました。映像がより美しく、緻密に、滑らかになった新4K8K衛星放送。テレビのプロフェッショナルがつくる映像は、芸術品です。より身近になってきた4K、8K映像を、ぜひご家庭でお楽しみください。
(広報担当:M)
液晶テレビ AQUOS 製品サイト
http://www.sharp.co.jp/aquos/
8Kポータルサイト
http://www.sharp.co.jp/brand/vision/8k/
ニュースリリース「8K液晶テレビ『AQUOS 8K』3機種を発売」
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/181015-d.html
ニュースリリース「AIoT対応液晶テレビ『AQUOS 4K』3機種を発売」
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/180927-d.html
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