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どんな風に働いているか一目で分かります
– 働き方可視化ソリューション dynaTeams「Job Canvas」-
(Dynabookの働き方改革ソリューション②)

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- 働き方可視化ソリューション dynaTeams「Job Canvas」-
前回は、クラウド上でかんたんにテレワーク環境を実現する「Dynabook株式会社(以下、Dynabook)」のdynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック(以下、かんたんテレワーク)」をご説明しました。今回は「かんたんテレワーク」のサービスの1つであり、本日(2021年8月2日)より新機能が追加された、働き方可視化ソリューション dynaTeams「Job Canvas」(以下、「Job Canvas」)についてご紹介します。「Job Canvas」は、すでにテレワーク環境が整っている企業・法人のお客様にも、単体のサービスとして導入いただけます。今回も引き続き、Dynabookの担当者に、目的や機能、今後の想いなどについて聞きました。

左より、Dynabook CSソフトウェア設計部 主任 中前 碧<「Job Canvas」開発担当>、
 同 CSソフトウェア設計部 主査 高山 俊輔<「かんたんテレワーク」開発担当>、
 同 NCC商品企画部 グループ長 小川 岳弘

 

― 「Job Canvas」の概要と開発の狙いを教えてください。

(中前)PCのクライアントソフトとクラウドサーバで構成され、PCクライアントが自動的に収集した情報を元に、各メンバーのPCの稼働状況や使用したアプリケーションなどをウェブサイト上で可視化します。
在宅勤務や外出先での執務など、テレワークするケースも多くなると、管理者には、メンバーの取り組み状況がわからず、管理しづらいなどといった悩みもでてきます。各メンバーの仕事への取り組み状況を「見える化」できれば、こうした心配ごとを解消でき、さらに効率の良い働き方の実現や働き方改革につながるのではないかと考えました。

(小川)”Canvas”とは、ご存知のように、絵をかくための布という意味なのですが、「Job Canvas」という名称には、みなさんの働き方を画面に描き(可視化し)ながら見直しを行い、より良い働き方を描いて欲しいという想いを込めています。

 

― 「Job Canvas」の主な機能(特長)を紹介ください。

(中前)メインの機能は「稼働時間」「ステータス」「作業分析」の3つです。ウェブサイト上の画面では、機能ごとにタブを用意していて、必要とするタブを押せば、それぞれの機能が使える構造になっています。(詳細はこちら

 ①「稼働時間」
各メンバーの稼働状況を一日のタイムラインで色分け<青:アクティブ、赤:離席、グレー:オフライン(休暇などPCが繋がっていない)>し、リアルタイムに表示します。カレンダー機能で、昨日の状況など、一週間分を振り返って把握できますので、このメンバーは残業が多く働きすぎだというのも分かります。あらかじめ設定したルールに基づき稼働時間違反等を検出し、アラートを出すことも可能です。

「Job Canvas」稼働時間

 

②「ステータス」
どのタイミングでコミュニケーションをとるか判断するのに役立つ機能です。連絡する場合は、各メンバーの名前に実装された「チャットを送る」、「音声通話する」というボタンを押すと、Microsoft Teams1  が起動し、Teamsを介したチャット/音声通話が「Job Canvas」のウェブサイト上でできます。離席しているので、後でメールしようなどといった判断も可能です。

「Job Canvas」稼働時間


③「作業分析」
Outlook、Excelなど利用していたアプリケーションの使用時間を円グラフで表示します。組織単位だけでなく個人単位でも見ることができますので、個人がより効率的な働き方を目指すヒント(働き方への「気付き」)にもなります。

「Job Canvas」作業分析


※1 Microsoft Teamsは、音声やビデオによる会議、グループチャット、Microsoft 365(クラウド)を用いたコラボレーションワークなどに対応したMicrosoftの統合コミュニケーションプラットフォームです。

 

― 追加された新機能や強化した内容(サービス)とはどういったものでしょうか?

(中前)以下の4つになります。

 1Azure AD2との連携によるシングルサインオンでのログイン
Microsoftによるクラウド型のアカウント管理機能Azure AD(Active Directory)と連携することで、Microsoft Windowsにサインインすれば、自動的に「Job Canvasクライアントアプリ」にログインできるようになりました。
また、Azure AD連携により、Teams上のプレゼンス情報やカレンダー情報を「Job Canvas」のウェブサイト上に表示することができることになりました。これにより、各メンバーのより詳細な業務状況を知ることができます。

Azure ADとの連携によるシングルサインオンでのログイン


2>スマートフォン対応3
iOS/Androidに対応したクライアントアプリケーションを開発しました。スマホにインストールすれば、スマホのGPSを利用した位置情報を取得しますので、どこで働いているのかが把握できます。また、「稼働時間」「ステータス」「作業分析」の機能がスマートフォンのブラウザでも見ることができるようになりました

スマートフォン対応


3>「ダッシュボード」機能追加
3つのメイン機能に加え、グループの平均値・合計値など各種情報のサマリーを部門ごとに並べて表示し、傾向を比較できる機能を追加しました。


4>セキュリティ強化
クラウドなので外部からの攻撃や不正アクセスを気にされるお客様が多いです。そこで、「Job Canvas」アカウントでのパスワードのセキュリティ強化を進めるとともに、ログ監視を行い、不正アクセス状況やリスクが高そうなメンバー(初期パスワードから変更するよう依頼しても対応しない、ログイン時に3回間違うとロックするのですがその頻度が高いなど)を報告できるようにしました。

※2 Azure AD(Active Directory)とは、Microsoftによるクラウド型のアカウント管理機能のことです。クラウドサービスのアカウントを一括で管理して、安全にユーザー認証できる機能を提供します。一度、Azure ADのIDでログイン(認証)するだけでMicrosoft以外のクラウドサービスも、認証せずに同じIDでセキュアに利用できるシングルサインオン機能が備わっており、2段階認証や2要素認証(多要素認証)の設定も可能です。Azure ADを設定すれば、企業はクラウド認証のために独自でシステムを構築する必要がなく、簡単にセキュリティの高い認証基盤を導入できます。Microsoft Intuneと呼ばれるツールでデバイスを管理します。

※3 スマートフォンアプリについては、8月中に順次公開予定。

 

― 同様のソリューション(サービス)は他社にはないのですか?

(小川)他社にも類似サービスはありますが、「Job Canvas」は「ステータス」などのタブを押すだけで、状況を把握できる、シンプルで分かりやすい構造になっているところが強みのひとつです。クライアントアプリもシンプルですし、導入のハードルが低いところも特長です。

 

― 開発する上で苦労したことなどがあれば教えてください。

(中前)2019年の冬から開発を始めたのですが、コロナ禍で「集まって働く」という働き方が、急激に変化し、当たり前でなくなりました。「Job Canvas」は時代を変えるソリューションになるのではないかと、開発のスピードを上げていったのですが、感染症対策のため、出張もできず、フェイスtoフェイスで仕事ができない状況にありました。開発部隊の我々(東京都立川市)、アメリカやアジアの開発拠点、ウェブサイトの画面デザインを行うシャープのUXデザインチーム(千葉県幕張市/大阪府八尾市)、同じくシャープのスマホアプリ開発チーム(広島県東広島市/八尾市)、Dynabook本社の商品企画、及び経営企画部ブランド・デザイン担当(東京都 豊洲)と拠点が分散されている中、上手く結合して一つのソリューションとして商品化するのが大変でしたが、我々自身もリモートでのコミュニケーションツールを積極的に活用し、場所や時間にとらわれずに開発を行うことができました。

「Job Canvas」開発担当 中前さん

 

― 最後に、「かんたんテレワーク」、「Job Canvas」それぞれの今後の展開や想いなどを紹介ください。

「かんたんテレワーク」について

(高山)当社(Dynabook)の培ったPCの技術、チャットボットの技術、Microsoftのプラットフォームなどを上手く組み合わせて活用することで、もっと便利なサービスを提供したいと考えています。具体的には、例えば、チャットボットと「Job Canvas」のアプリの利用履歴を上手く組み合わせることで、お客様の質問により分かりやすい解決方法を提供するなど、機能強化に努めていきたいと思います。

 Job Canvas」について

(中前)当社(Dynabook)は多彩なデバイスを持っているのが強みです。PCだけでなく、例えば、「グラスソリューション」などさまざまなハードウェアをつなげて、サービス展開ができるようなプラットフォームやサービスを提供することで、「コンピューティングとサービスを通じて世界を変える」という企業ビジョンを具現化できればと思っています。

 

― ありがとうございました。

 


 新型コロナウイルスが終息しても、働き方改革を実現するために「テレワーク」は、ニューノーマル時代の働き方として定着し、必要不可欠なソリューションになっていくと予測されています。躊躇されている企業・法人のみなさま、かんたんに「テレワーク」環境が実現するdynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック」をぜひご検討ください。既に環境があるのでしたら、働き方改革をサポートする強力なツールであるdynaTeams「Job Canvas」も単体のサービスとして提供しています。ぜひ、Dynabookまでお問い合わせください。

  • ● 「Job Canvas」の詳細・お問い合わせはこちら  
  • ●「かんたんテレワーク」詳細・お問い合わせはこちら

*Azure、Excel、Microsoft、Microsoft Teams、OneDrive、Outlook、PowerPoint、SharePoint、Teams、Windowsは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*その他記載されている社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

(広報担当:H)

<関連サイト>

テレワークの悩みをDynabookが解決!– dynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック」 – (Dynabookの働き方改革ソリューション①)

■製品情報:
 働き方可視化ソリューション  dynaTeams「Job Canvas」(Dynabookサイト)
 dynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック」(Dynabookサイト)
■ニュースリリース:
ハイブリッド型ワークスタイルを促進するため働き方を可視化するソリューションdynaTeams「Job Canvas」の機能を大幅に強化~Microsoftアカウントとの連携やスマートフォンでも利用可能に~(Dynabookサイト)
ご好評いただいているdynaTeams「かんたんテレワーク スターターパック」新たにMicrosoft Teamsで使える自動応答サポート機能を追加~PCやクラウドの疑問をチャットボットで解決~(Dynabookサイト)
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