使えば使うほど価値が高まるもの、なーんだ?
私たちが用意した答え、それは「AIoT家電」。皆さまの身近にある「エアコン・空気清浄機」「冷蔵庫」「調理家電」の事業を担当する3人に、これからの家電について聞きました。
まずは「エアコン・空気清浄機」を担当する健康・環境システム事業本部 副事業本部長 兼 空調・PCI事業部長の中島さんです。
――お客さまがエアコンを選ぶ基準は何でしょう
(中島)エアコンは室内を快適な温度にすることが基本で、その上で省エネ性が求められます。シャープのエアコンは全機種※無線LAN機能を内蔵し、IoTにより様々な情報をクラウドに蓄積して、ご家族に最適な運転モードを自動で選んだり、エアコンの消し忘れを防いだり、家に近づいたらエアコンのスイッチが入って快適な温度に設定してくれたりといった「自動で快適、自動で省エネ」を目指しています。24時間365日操作フリーが理想です。
※ブロードバンド回線(常時接続)が必要です。プッシュボタン方式対応の無線LANアクセスポイント機器(別売)が必要です。
――うまく使いこなせたら便利そうですが、機械操作が苦手な人でも大丈夫でしょうか?
(中島)僕が使いこなせるんだから大丈夫!というわけでもありませんが、機械操作が苦手な人こそ便利に使っていただけると思っています。
エアコンや空気清浄機は、COCORO AIRというアプリをスマホにダウンロードして連携します。タイマー予約なら、リモコンを使うよりスマホのほうがさまざまな設定を簡単にできます。スマホの時計アプリで目覚まし時計を設定するのと同じ要領ですね。
スマートフォンアプリ「COCORO AIR」で簡単に操作できます
スマートスピーカーによる操作も可能です
――確かに簡単そうです。他にはどんなことができるのですか?
アプリによって、エアコンや空気清浄機を遠隔操作できるだけではなく、機械自身がどんどん学習して、その家庭にとって快適な温度や湿度になるよう設定してくれます。
例えば、いつものおでかけ時間を学習してその家庭の生活リズムに適した省エネ運転をしたり、空気清浄機と連携することで暖房時に自動で加湿したり、電気を消すとおやすみモードに入ったりします。
――家電が成長するのですね。家電を使うのが楽しくなりそうです!
(中島)まさにそうです。学習するだけでなく、クラウドにつながっていると購入後も新しい機能が追加されるので、エアコンや空気清浄機の機能も進化するんです。これが今までの家電とは大きく違うところです。ご購入いただいた家電が、どんどんアップグレードされていくんです。
IoTなんてよくわからない、私には関係ないって思われている方にこそ使っていただきたいですね。買ったあとに価値が高まる家電です。愛着をもってお使いいただけると思います。
次に「冷蔵庫」を担当するメジャーアプライアンス事業部長の菅原さんの話です。
――冷蔵庫がクラウド連携すると、どんなことができるのでしょうか。
(菅原)当社のAIoT対応冷蔵庫をご購入いただいたお客さまの4割以上もの方がネットに接続してくださっています。
COCORO KITCHENというスマホのアプリで、旬の食材や購入した食材、献立の相談履歴からおすすめメニューを提案するといった、お料理のサポートをします。また、献立相談などはスマートスピーカーによる音声入力も可能です。
今日のおすすめは「たけのこのグラタン」。季節を楽しむメニューです。
――クラウド連携が目的で冷蔵庫をご購入されるお客さまが増えているのでしょうか?
(菅原)クラウド連携機能がついても値段を変えていないので、お客さまからすると購入した冷蔵庫にたまたまクラウド連携機能がついていたという感じじゃないでしょうか。でもそれでいいんです。まず冷蔵庫で「つながる家電」の楽しさや便利さを実感していただいて、他のつながる家電にも興味を持っていただきたいですね。IoTでお客さまに他にどんなことをご提供できるだろう。日々、そのことを考えています。
冷蔵庫だけでなく、洗濯機もIoTと相性がいいんじゃないかと私は思っているんですよ。何を考えているかはまだ秘密です(笑)。ご期待ください。
最後に調理家電を担当するスモールアプライアンス事業部長の田村さんの話です。
――ヘルシオやホットクックもスマホで操作できるのですね。
(田村)ホットクックは、外出先からスマホを使って、調理の予約時間を変更できます。また、調理の手順や調味料を音声と画面で知らせてくれるので、付属のクックブックを見ずに調理できます。音声操作はクラウドに蓄積されたデータに基づいて、お客さまとやりとりします。
スマートスピーカーにも対応しているので、キッチン以外の部屋からも献立相談ができるんですよ。
――調理家電のクラウド連携で、他にはどんないいことがありますか?
(田村)ヘルシオやホットクックも、冷蔵庫と同じCOCORO KITCHENというアプリを使います。例えばホットクック本体に内蔵されているメニューは155種類ですが、クラウド上に増えていくメニューをダウンロードして追加できます。しかも使っていくうちに学習していくので、お客さまの好みにあったメニューを提案してくれます。使えば使うほど、お客さまに合うようにカスタマイズされ、価値が高まるということです。
――クラウド上のメニューが増えていくというのは嬉しいですね。どういったメニューを増やしていく予定ですか?
(田村)クラウド連携により、お客さまが実際にどんなメニューを、いつ、どのような頻度で作っているのかといったデータが、クラウドに蓄積されます。それを商品開発や新しいメニュー開発に活かしていきます。
例えば、こんなデータがあります。ホットクックの予約調理のご使用時間は、朝6時から7時台と、夜20時から23時台に集中しています。朝は夕食のため、夜は次の日の朝食のためにお使いいただいているのでしょうね。こういったデータをもとに、より便利な予約調理の使い方や、目的にあったメニューを提案していきたいと思います。
――皆さん、ありがとうございました。
これからはつながる家電が当たり前の時代になっていく、そう実感しました。家電がパートナーとなり、生活を快適に楽しくしてくれるシャープのAIoT。考えただけでわくわくします!
(広報担当:Y)
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